白樺という屋号は創業者が幼い頃に過ごした北海道の住まい近くに群生していた白樺の樹に由来しています。当時の美しい記憶の中の、雪の中でも健やかに真っ直ぐに伸びる白樺の樹のようなお店にしたいという願いが込められていました。白樺のお菓子作りも健やか、真っ直ぐでありたいものです。
昭和25年、白樺は戦後復興の空気の中、
東京の下町・錦糸町にて創業しました。
創業者が幼い頃に過ごした北海道時代
身近にあった白樺の樹から「白樺」という屋号にしたそうです。
白樺では大切に守り続けてきた価値観があります。
良質で安全な原材料を使うこと。
例えば、どら焼きの中に詰まっている粒あんは
北海道産の小豆を100%使用しています。
小豆の中でも等級の高い粒のそろったものだけを
使用しています。
大福などに使うもち米にもこだわりがあります。
宮城県産の「みやこがね」というもち米を
強い蒸気で蒸かし、胴搗きで一気に搗きあげることで
コシがあり良い風味の餅が出来上がります。
毎日丁寧に手作りすること。
効率を考えると様々な方法があるのですが、
白樺では手仕事の暖かさを
大切にしています。
手作りだと一つづつのお菓子の形が
作り手によって微妙に変わってきます。
しかし、機械では作ることができないような
”表情のある”お菓子を作ることができます。
四季があり、情緒豊かな
日本の文化の一部である「和菓子」。
それを表現できるように毎日手作りをして
職人は腕を磨きます。
これからもこの価値観は変えることなく
より美味しく美しいお菓子を
作り続けたいと思います。